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社名
OTSUKA INNOVATION CO-LAB

POINT

  • 大塚ホールディングス全体での技術の全体像を把握してグループ会社同士のコラボや連携を強化したい。
  • 新しい市場を開拓していくことが自社のバリューでもあるため、ホワイトスペースを探すためVALUENEX Radarを導入。
  • 非常に説得力があり、ディスカッション時の良い材料になる。
 
 

山田 紘司
ディレクター
 
JP EN

所属部門のミッションや、ご自身の業務はどういったものになりますでしょうか?

今は大塚アメリカ Inc. のOtsuka Innovation CO-LABで健康食品飲料に関する新規事業・新製品開発を行っています。ポカリに次ぐようなグローバルブランドを目指していて、まずはマーケットとしても非常にオプティニティのある米国で検証し海外展開を進めていきたいと考えています。

弊社のサービスの導入に至った経緯は何でしょうか?

理由は2点あります。1点目は俯瞰的に物事を捉えるためです。大塚ホールディングスはいろいろなグループ会社があります。技術やノウハウも多岐に渡っています。そういう中で大塚としてももっと社内での連携を強めていこうという流れに2015年頃からなりました。それまではそれぞれの会社が独自で動いていたので全員が全体像を把握していない状況でした。そこでたまたまVALUENEXの中村社長と大塚のメンバーが出会いまして、VALUENEXのサービスを使い始めることで、より俯瞰的に物事を捉えて見るきっかけになりました。

2点目はホワイトスペースを見つけるためです。やはり大塚って世の中にない新しい市場を開拓していくというところが1つのバリューですので、VALUENEX Radarを活用してホワイトスペースを見つけるというところが共通点だと強く感じました。我々としても定量的、客観的に物事を見ながらも定性的な感性を入れてホワイトスペースを一緒に探ってくれてるところに非常に価値を感じて、VALUENEXとコラボレーションをしていく形になりました。

導入に向けた社内調整では、どのようなハードルがあり、それをどう乗り越えたのでしょうか?

これは中村社長が良く知っていると思います(笑)。最初のハードルは大きかったんです。まずこの俯瞰解析はインパクトがあって面白いんですよね。そこはキャプチャーできているんですけど、俯瞰図のホワイトスペースが何の意味をなしているのかというところの説明でハードルが一番ありました。なので実際にいかに分かりやすく説明をするのか、抽象化して結果を示すのかっていうところのハードルを超えるのが大変でした。 

 
 

世の中にない新しい市場を開拓する大塚だからこそ、俯瞰図のホワイトスペースから新たな可能性を見つけるVALUENEXに共通点を感じてコラボレーションへ。


 

サービス利用当初の自分に何かアドバイスするとしたら、どんな事をお伝えしますか?

レーダーって定量的に僕自身も考えなきゃいけないと当初は思っていました。ただ、実はそれは違って、この俯瞰解析を一つのきっかけとしていろんな人とディスカッションをして新たなアイディアを生み出すことが大事だと今は考えています。俯瞰解析は定量的でありながら定性的な感性の所っていうのも問われるんですね。そういうふうに捉えた方が新たな発見とか派生が生まれてくるっていうのは当初の自分に言いたいところです。

弊社のサービスを御社内で浸透させるために、何か組織として取り組まれていることはありますでしょうか?

1つは、このOtsuka Innovation CO-LABをVALUENEXさんのオフィスに実際に拠点を置いたことです。そうすることでVALUENEXさんと密にプロジェクトベースで進めていくことができています。例えば、大塚のメンバーがシリコンバレーに来る際に現地VALUENEX社員と直接対話し、VALUENEX Radarに触れてもらうことでその価値を肌で感じてもらっています。正直それが一番説得力がありますね。このような活動を行ってきたことでVALUENEXのサービスが今非常に大塚グループ内でも広がってきています。実際にコンサルティングだけじゃなくてVALUENEX Radarをツールとして今活用している大塚グループの人たちもいます。

 
 

VALUENEX Radarは非常に説得力のあるツール。導入後は仮説の検証を意識的に行うように。


 
 

弊社サービスからどのようなアクションや成果へ繋がりましたでしょうか?

一番大きいのは今やっているメンタルウェルネスのプロジェクトですね。メンタルの対処方法としてどういう方法があるのかっていうのをメンタルにまつわる論文、25000以上の論文の俯瞰図を作って、そこから既存のメンタルに関わる製品とか素材、成分っていうのを重ねてたんですね。そうすると今、既存製品ではないようなその対処方法のホワイトスペースが見えてきてて、それが一つのアイディアとなって、我々の商品開発に繋がっていきました。

弊社のサービス導入前と導入後で何が大きく変わりましたでしょうか?

導入後大きく変わったマインドセットとしては、物事を客観的に俯瞰的に捉えるところと深く入り込んでいく2つのレンズを意識できるようになったという点です。もう1点は、自分の主観的な仮説に対して、VALUENEX Radarを活用しある程度エビデンスベースじゃないですけど、自分の仮説が本当に正しいのかまた、新たな仮説が出てくるのかという初期的な検証を意識するようになったことです。VALUENEX Radarは個人としても他人に説明する時にも非常に説得力のあるツールだと思っています。  

弊社の俯瞰解析はある種のコミュニケーションツールという位置付けでもありますが、プロジェクトを通して御社内のコミュニケーションは改善されたと思いますか?

そうですね、一つのディスカッション材料として非常に良いツールです。且つエビデンスベースなのでそれが非常に説得力があって、ディスカッションする上でのいいツールだと思って活用させていただいています。

会社の評価や価値評価というインパクトに俯瞰図は使えると思いますか?

ホワイトスペースと市場を客観的に見ることで、価値評価に繋がると思います。

VALUENEXのメンバーはどう思います?

VALUENEX社のメンバーはユニークですよね(笑)。いろんなバックグラウンドの人が多いですし、一人たりとも普通の人がいないです。逆にそれが大塚としても非常に好きなところです。また、スタートアップ精神に溢れていながら人材もHow toも体系化されていて非常に感銘を受けています。取り組みに対しては、もちろんビジネス、利益って言うのは意識をしながらも、長期的な目線で新たなことにチャレンジし、投資をしているスタイルが普通のスタートアップとは違い、シリコンバレーの中でもユニークだと思っています。なのでそこは大塚としても親和性があると感じています。

弊社のサービスを通して、今後ご担当業務をどのように推進するご予定でしょうか?

VALUENEX Radarを基盤として我々大塚独自のデータプラットフォームを作ることを今後やっていきたいなとは思っています。例えば、今後展開して行きたいマーケットのニーズですとか、健康課題に対して、しっかりとデータが収集し、予測や分析ができるようなデータプラットフォームを一つ作っていけたら面白いんじゃないのかなとは思っています。

弊社のサービスの導入を検討している企業に何か一言あればお願いいたします。

俯瞰的に物事が見れます。レンズみたいに拡大拡小が出来るのはすごいことなんですよね。ズームインしてズームアウト出来るスキルがついてくると思います。


インタビューへのご協力誠にありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。


掲載内容は取材当時のものです (2024年8月26日掲載)
 
 
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