三井化学株式会社
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三井化学株式会社様は、「モビリティ」「ヘルスケア」「フード&パッケージング」「次世代事業」「基盤素材」の5つの事業領域を中心に、非常に幅広い分野に使われる様々な「素材」を創り出し、社会課題にソリューションを提供している企業様です。今回、VALUENEX Radar Documentsをご利用頂いている知的財産部の佐藤様と上原様に、ご導入背景やご利用方法について、お話を伺いました。
佐藤 貢司様
知的財産部
情報調査G 分析 解析T
チームリーダー
AIPE認定
シニア知的財産アナリスト(特許)
上原(川北)明日香様
知的財産部
情報調査G 分析 解析T
AIPE認定
シニア知的財産アナリスト(特許)
ご導入の決め手について
VALUENEX Radarはきめ細かなクラスタリングが可能で正確さが感じられました。それが採用の一番の理由です
所属されている部門のミッションや、ご自身の業務はどういったものになりますでしょうか?
佐藤様:IPランドスケープの様な情報活用の重要性は増していますが、知財部だけでなく会社にとってもまだ新しい取り組みであり、情報分析ツールを使った情報分析やその活用のスキルを持つ人財が必要とされています。そのような情報分析基盤の整備や強化を図ることに加え、デジタルトランスフォーメーション(DX)化と連携しつつ社内に浸透、定着させていくのが我々のミッションの一つです。
上原様:私は二年半前に他社から中途採用で入社して、現在シニア知財アナリストとして、IPランドスケープの啓発活動をすることが主な役割の一つです。
弊社ツールを採用した決め手を教えてください。
佐藤様:特許分析には文章の内容理解が必要なこともありますが、数千件単位で読み込むのは大きな工数を必要としますので、明細書をいかに機械的に正確に読み込み・整理できるのかが肝です。その点VALUENEX Radarはきめ細かなクラスタリングが可能で正確さが感じられました。それが採用の一番の理由です。
また、クラスタの配置に規則性がある点です。別のツールではテーマや公報群を変えると全然違うパターンの集まり方をしてしまうことがありますが、VALUENEX Radarはコアな領域が中心付近に、周辺領域やある程度飽和した箇所にはこういうものが出やすい、というようにパターン化した結果が得られます。様々な公報群でも同様のパターンでアウトプットが得られる点には高い精度を感じますし、得られる絵に対してどこを見ればどのような事がわかるかを感覚的に把握しやすく利点と感じています。
ご導入の経緯について
他社製品との比較を踏まえVALUENEX Radarがテキストマイニングにおいて有効なツールであると判断
VALUENEX Radarご検討時の様子について教えてください。
佐藤様:導入前に依頼したコンサルティングサービスの結果が導入に対して大きな影響があったと感じています。知的財産部とは別部署からの“技術の俯瞰”を狙いとした依頼でしたが、結果として意思決定をするメンバーがその分析過程を確認しながら進められたことで情報分析の有用性を実感できたこと、VALUENEX Radarの機能が情報活用という業務に十分足りていることが直接確認してもらえたことは導入への大きな後押しとなりました。
ツール導入に向けての話の中では、コンサルティング費用と導入コストを比較においた考え方が色々ありましたが、社内の人材が分析することにメリットがあるとの結論から導入を決定しました。
社内で活用がもっと広げられるのではないかという部分と、VALUENEX Radarで使えるデータが特許だけではないというところが、情報整備を進めていくという社内機運に合致していたと思います。DXという言葉が社内で出る前から、テクノロジープラットフォームの整備という声も社内にあり、そのために何が出来るのかという観点があったため、社内文章の整備、分析も必要ということで話が進みました。
上原様:世の中のDXの走りで、皆がデータ活用を意識しているタイミングと合致していたことや、利用出来るデータが特許だけじゃないという点も良かったと思います。また、貴社のツールをかなり昔から活用してきている私にとっては社内導入することは有効なことであると個人的にも感じておりました。
ツールを選定する上でどのような事が大事でしょうか?
上原様:ツールにより異なるアルゴリズムの良し悪しを、買う側もしっかりと理解する必要があると思います。企業によっては理解してくれない人が多い組織もあると思いますが、弊社はその点理解して下さる方が多かったです。テキストマイニングを使った特許分析のツールはいろいろありますが、それらが全部良いかというとそういうわけではないので、他社製品を含めベンチマークし、良し悪しを判断出来る人は大事だと思います。
佐藤様:我々は他のツールを使った経験からテキストマイニングの限界を認識しており、それと比較することでVALUENEX Radarがテキストマイニングにおいて一番良いと判断しました。また、他ツールとの比較時に限らず、出てきた結果が腹落ちするように見せる工夫や、ツール特性と結果を見る相手との組み合わせの考慮など、導入を検討する担当者の心持ちやスキル、熱意も大事だと思います。VALUENEX Radarの結果は、感覚的に物事を捉える人達に見せる方が、インパクトのあるビジュアルにより効果が出ると感じています。
ご活用方法について
俯瞰図上で自社に近いクラスタ付近から思わぬ顧客が見つかったり、思わぬ用途同士が近くの領域に描画されていたり、新規用途探索で面白い結果が出るような母集団もあります
弊社のツールはどのようなテーマで活用されていますか?
佐藤様:研究およびビジネス判断の場面では顧客や用途の探索に多く活用しています。発明の内容や他社との関係性など特許分類だけでは詳細が見えづらいといった点を、テキストマイニングやクラスタリングで整理し見つけていく、といった場面でVALUENEX Raderを活用しています。例えば、顧客や競合企業の萌芽領域など新しい事象の発見や課題の共通性から顧客や競合企業と自社との接点を探る際などに活用しています。さらに、特許情報以外の各種情報を用いて、中長期テーマの探索に向けた検討をしています。
上原様:かなり昔のことですが、他社でデータを活用していたときとは活用目的が若干異なり、現在はIPランドスケープ活動において新規用途探索の目的で活用することが多いです。コア技術の見える化が得意なことは大前提として、その上で萌芽領域も設定条件によってはとても良い具合に見える化できるので、トライ&エラーで条件を変えて進めております。
俯瞰図上で自社に近いクラスタ付近から思わぬ顧客が見つかったり、思わぬ用途同士が近くの領域に描画されていたり、新規用途探索で面白い結果が出るような母集団もあります。母集団はトライ&エラーで何回か解析や検索を繰り返しますが、ある程度固まってくると、今までのVALUENEXの俯瞰図を活用してきた経験から妥当な用途が出て来ますので、その中で弊社が手を出せていない領域を探したり、集中領域からあえて離れた所を探すと面白い用途があったりと、特許の書かれ方から意外なことが見えてくるテキストマイニングの面白さを感じています。
佐藤様:自社内で別途作成している区分をツール内で利用することもあります。例えば、特許分類では出てこない素材や用途、社内での判定結果、競合出願に対して付けた指標など、公報には無いデータを組み入れて分析します。自分たちで作った区分で俯瞰図上の距離感を確認すると腹落ちします。また、社内区分を使わずツールだけに頼ると、区分を付けている方の苦労が報われませんが、ツール上でそれらの区分を活用できると、「付けておいて良かった、これからも付けよう」という気持ちにも繋がります。彼らが付けた指標を取り込んで分析することは、今後の分析結果への関心にも繋がる啓蒙活動の一つだと思っています。
また他のツールが持っている区分も組み合わせます。時系列変化を見る際に、去年と今年の区分がずれていると、前回との差分を定期報告等で伝えづらくなります。そこで、別のツールから定点観測に利用できる区分を取得し、VALUENEX Radarで変化を見ます。取り込んだ区分を元に確認できると作業者にとっても楽ですし、見る者も理解がしやすくなるので、定期報告でツールを利用する際にはこういった活用が必要だと思っています。
依頼内容への対応では、VALUENEX Radarをどれくらいの時間利用していますか?
佐藤様:VALUENEX Radarだけの場合だと、データを入れて、分析をし、それを振り返って中身を見て、という流れで、一日二日かけて中身や結果を元に要点の確認をすることがあります。あとは議論を通して追加すべき情報の有無により変動します。ただ、VALUENEX Radarだけを利用して依頼内容が終わることはあまりないです。
上原様:一つの案件において、数日間で特徴語などを基に大枠を把握することができます。用途探索の場合は狙った視点で検索をするので、目的に応じてIPランドスケープ活動を進めている各メンバーとディスカッションをしつつ、一週間程度同じ俯瞰図を活用する場合もあります。事業部やR&Dの関係メンバーと俯瞰図に関するディスカッションを通して、IPランドスケープ活動の取り組みがより深まっていきます。
佐藤様:社内の協働メンバーが情報分析への理解や興味を持ってくれており、何かあれば「こういうところから当たってみましょう」「あれでやってみましょう」とVALUENEX Radarの分析に積極的であったため、認知や活用が進みました。VALUENEX Radarは周りを巻き込んでいくための重要なツールとして機能してくれていると思っています。
利用出来るデータが特許だけではなく技術文献など色々と対応出来るので、興味の幅を広げる意味でも有効なツールだと思います。また、VALUENEX Radarは絵力があります。近い遠いが感覚的に見え、そこである程度内容確認が出来ることで、感覚的に進められる部分は強いと思います。分析としての力と言いますか、絵としての力というのはやはり再確認しているところです。
上原様:VALUENEX Radarを通して「この辺どう?」「このクラスタ何?」とすごくディスカッションが広がります。ここまで興味を持っていただけるのは、俯瞰図のビジュアルや絵力に効果があるのかもしれません。ヒートマップやクラスタマップでとても見やすいため、知財部以外の知財Mapに慣れていない事業部の方でも気に入ってくれていると感じております。
佐藤様:実際、事業部の方で導入しても良いかなという意見も出てきています。IPランドスケープ活動を上原さんがよくやってくれているというのもあり、我々に頼まなくてもできる程度に彼らの練度が上がっており、彼らが自分たちで独自にと言いますか、手元に置いても良いかなと思ってきているのだと思います。そう思わせるツールなのだろうなと感じます。
VALUENEX Radarの利用を通して、嬉しかったことについて教えてください。
上原様:新規テーマ探索の場合、客観的なデータとして候補を示せているところが、知財分析のうま味としてあると思います。目的をもって着手した分析に対して、複数のデータで目星を付けつつ、他のデータで客観的に理解を深めていき、やっぱりこの辺の領域が出たのね!という結果が得られると、良い検証データにもなります。そうした結果に対して社内で良いフィードバックを得られることや良いコメントいただけることは嬉しいですし、「今度はこっちのテーマでやってみて!」と次の活動に繋がっているのも嬉しいです。最近は同じ依頼部署の中でも派生的に異なる担当者から相談が来る等、IPランドスケープの活動が他のテーマにもどんどん広がっていることや反応が返ってくることで、貢献できているなと感じています。
佐藤様:顧客探索で、狙っている通りに顧客や三井化学の繋がりがしっかりと見えること、競合との接点が俯瞰図上の重なり具合として分かりやすく見えることから、納得感を持って結果を受け止めてもらえている点はこのツールで良かったなと思います。私は事業横串での対応が多いので、それぞれの分野で競合他社との比較を進めていますが、各分野で重なるところはきちっと重なり、こちらの思う全体観とリンクしながら、「ここは一緒でここは違うんだね、なるほどね」とツールの確からしさを周知出来たと思います。
他部署との連携について
分析母集団の設定についてもディスカッションを通してメンバーが主体的に決定するなど、自分事として捉えてくださる事業部やR&Dのメンバーの方が多くなりました
分析の進め方やディスカッションの様子について教えてください。
上原様:業務の主なアウトプットとしては、分析レポートとプレゼンです。分析レポートを作るまでの過程には、関係部署の事業部やR&Dメンバーとディスカッションを重ねて、依頼者の生の声も吹き込んでいくように心がけています。最近では、分析母集団の設定についてもディスカッションを通してメンバーが主体的に決定するなど、自分事として捉えてくださる事業部やR&Dのメンバーの方が多くなりました。
一つのディスカッションの中でも、特許情報以外を処理するツールやマーケット情報を使うなど、VALUENEX Radarだけを使うことはほぼないですが、最初の俯瞰にはインパクトが強く俯瞰図作成と解析の依頼もよく受けます。二年前と比べるとディスカッションの形態も違っていて、自分はファシリテーターという感じで意見を促しつつ、事業部の方からは、営業の際の顧客コメント等をもらいながら進めますので、同じ一時間の打ち合わせでも全く違う状況になっていますし、自分でツールを動かしたいと思ってくれる事業部も出てきていまして、アンテナの高い部署は進み具合が理想系に近づいていると感じます。IPランドスケープ活動は事業部とのコミュニケーションの一環となっているので、一日二日の単発で結果を出すことは少なくなりました。VALUENEX Radarがコミュニケーションツールの一つになっているという感じですね。
佐藤様:我々に分析依頼を出す人達を中心に、「こういうことが出来るなら、こういうことも出来るのではないか」と発想が広がっており、向こうから「こういう分析できないの?」「こういう事ってどうしたら良いの?」と我々に相談・情報が来るようになっています。そうした経緯から、他部署でデータ分析をしている人達との情報連携や共有にも繋がっており、大変役立っています。
俯瞰図のビジュアル面での強さはどのような場面で感じられますか?
佐藤様:いくつかの部署では「あの絵の分析がしたい」「あの絵が出るの?」という聞かれ方をすることが多いので、最初に俯瞰図を見た方は、なにこれ?と記憶に残るのだと思います。「テキストマイニングできるの?」という話ではなくて、あの絵が欲しいという話をされることがあります。
上原様:私への依頼も「あの絵を作って欲しい」と話が出ます。「どこそこの部署で見せてもらったあの絵をうちもやりたいのですが・・・」といった形で、私たちの営業ツールにもなっています。他部署から声をかけられるのが「VALUENEXの俯瞰図を見て来ました」という場合もあります。インパクトがやっぱり強いですね。俯瞰図の見た目が宇宙空間のようで、中心領域に組成物があり、周りに用途が出てくるような母集団を、私はよく土星に例えて説明していますが、見た目も納得感があります。
各部署との関係性が現在に至るまでの苦労はいかがでしたか?
佐藤様:情報分析の有用性を知ってもらうために、最初はコツコツと説明ですね。こういう風に裏側でシステムが動いています、こういうロジックです、こういう結果が出ます、といった感じです。同じ手間を何度も重ねることになりますが、地道に進めています。それが苦労と言えば苦労で、あとはそんなに苦労した覚えはないですね。
上原様:現在の会社では、IPランドスケープ活動を推進していくにあたって大きな苦労はあまりなかったです。事業部へは「こういったものを他のテーマではやっていますよ!」という事例紹介の一つにVALUENEXの俯瞰図を組み込んで伝えるとインパクトが強く「俺たちもやってみるか!」と刺さりやすいです。VALUENEXの結果を始めに付して、その後に他のツールで細かく落とし込んでいくという形だと上手くいきます。
佐藤様:弊社は事業系の人が直接結果を見ていますし、知財関連費用についての意識もありますので、ツールの機能というよりも、誰が決めるか、誰が見るか、というところも大きいかと思いますね。
活用に向けた取り組みについて
事前にマーケティング情報なども適宜入手しながら仮説を立ててから分析していくと、目的に見合った内容が抽出できていることが多いと感じます
特許分析やVALUENEX Radarに関する社内教育はどのように取り組まれていますか?
佐藤様:テキストマイニングで実施した方が良さそうな案件がくれば積極的に利用するようにしています。VALUENEX Radarに特化した活動ではないですが、教育プログラムを通して“情報分析活用”を宣伝していくという方策も実行しています。これまでも研究者に対して、知財教育の中で特許情報検索や調査・分析の講義を実施していたのですが、分析に関してはさらに手厚い内容にしました。特許分析の内容を拡大したほか、新設で基礎から応用まで分析の考え方に関する講義を設けるなど、この二年で二つほどプログラムを立ち上げています。その中でテキストマイニングツールの種類や出来ることをアピールする場を設けています。VALUENEX Radarはビジュアルが良いので短い時間でアピールしやすいですし、エクセルやパワーポイントを用いて加工していくうえでも使いやすいので重宝しています。
VALUENEX Radarを利用する際に注意すべき点はありますか?
上原様:目的意識を持って解析していかないと俯瞰図という宇宙空間を彷徨ってしまうので注意が必要ですね。逆に、目的意識を持って探索すれば成果が得られやすいです。依頼者として依頼する際も、目的意識を明確にもっていることが重要ですが、それ以外では、様々な目的を欲張って一つの分析母集団で分析しようとすることもNGです。事前にマーケティング情報なども適宜入手しながら仮説を立ててから分析していくと、目的に見合った内容が抽出できていることが多いと感じます。
今後の活動について
手順や実施内容をプロセスに組み込むこと、情報分析に関する人材育成、ビジネス系データの情報源を広げることが今後の目標
弊社ツールを通して今後ご担当の業務をどのように発展させていくご予定でしょうか?
佐藤様:単発で納得感のある話は出来たので、手順や実施内容をプロセスの中に組み込んでいくことが次のステップだと考えています。また、社内で情報分析を行う人や活用する人を増やす、加えてビジネス系データの情報源を広げるというのも目標にしています。ビジネス系データなど特許と比較して構造化されていないデータ分析では、情報の構造化や下処理の自動化がボトルネックになっています。複数の部署と既に相談をすすめており、どの程度の分析が出来るのか今後確認していきます。特許のSDIのような、注目ニュースが定期的にリストとして得られる仕組み作りに取り組んでいます。
弊社ツールについてどのような点が改善されるとより良いでしょうか?
上原様:ストップワードを改善して欲しいです。化学系ワードの利用有無を場合により変えたい時があるので、ケースバイケースでカスタマイズ可能なUIに改善して欲しいです。事前にエクセルでファイルを用意しておく現在の方法はケースバイケースで作成する必要があり、とても面倒です。分析前に、予め利用する単語の設定もできつつ、その他のワードを適宜拾って利用有無の設定を変えられるなど、ハンドリングも上手く出来ると良いです。
佐藤様:別ツールも併用していますが、他のツールで使っている技術区分や特徴的な区分をこのツールに取り入れて使っています。あのデータをこちらでも使いたいとか、こちらのデータをあちらに持って行きたいとか、ツール間でデータを共有させて組み合わせて使うので、そこが使いやすくなると良いです。また、手作業が多く工数がかかっているので、その点も改善されたら良いと思います。
弊社ツールの導入を検討している企業に何か一言あればお願いいたします。
佐藤様:使えるというレベルになるまでには習熟が必要ですが、インパクトのある絵で見える化でき、効果的で結果も伴うので、予算に余裕があれば導入されたら良いのではと思います。VALUENEX Radar Documentsは特許以外も使えるのがポイントだと思います。特許以外のデータでのテキストマイニングには別の無料ツールも利用していますが、数千件単位では分析に時間がかかる、あるいは対応できないなど十分とは言えないところが多くあるので、実務的に満足のいくツールはVALUENEX Radarくらいかと感じています。
上原様:十五年程前の記憶ですが、自分で操作するのはすごく難しそうだなと感じておりましたが、UIも整い、かなり動かしやすくなっているのは実感しているので、そういった先入観は持たずに導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
強みは全体俯瞰のビジュアルが上手にできるということで、最初のディスカッションで想定している母集団でぱっと結果を見せると話が弾みやすいので、最初の一歩で俯瞰図を活用することは有用であると思います。全体像をひと目で把握したいということであれば有効なツールだと思います。