Back to All Events

VALUENEX Seminar • Utilizing Big Data for IP Innovation

  • Science Museum Chiyoda City, Tokyo, 102-0091 Japan (map)
セミナー

Utilizing Big Data for IP Innovation
 
 

EVENT DETAILS

2016年9月13日(火)
10:30 ~ 18:00

Manulife Centre
シンガポール


IPOSのセミナールームを借りて開催

 我々が開発・提供しているデータ解析手法「俯瞰解析」を広く知ってもらうため、シンガポールでセミナーを開催しました。海外初のプライベートセミナーです。IPOS Society(シンガポール特許庁)、IP Academy(IPOSの教育機関)にも協力していただき、IPOSが入居するManulife Centreビルで開催しました。

 VC、TLO、Patent Office、Universityなど、幅広い業種の50名にものぼる方々にご参加いただきました。講演後は多くの方々に「今日のセミナーは情報量に富んでいて面白かった。」「是非、ツールを使いたい。」「APIサービスを入れたい。」などの声をいただきました。アンケート調査では、総合評価の平均値は4以上をマークし(5 – 1 : Excellent - Poor)、我々の提唱する俯瞰解析の価値を伝えることができたと思っています。

 ここで、講演内容を簡単にご紹介しましょう。

 
 

A Glimpse Into Patent Intelligence

 導入部分として、Jason Loh氏(Head of IP Group, Panasonic R&D Center Singapore)をお招きし、講演していただきました。Jason Loh氏はIAM Strategy 300にも選出される世界レベルで活躍するIP Strategistのおひとりです。無形資産である知的財産をどのように活用するべきか、知的財産はビジネスライフサイクルのどの段階においても、切っても切り離せないほど重要なものであることを強調していました。

How can we find the future on the radar map of big data?

 続いて、弊社代表の中村達生の基調講演。我々が提唱する俯瞰解析(Panoramic View Analytics)について、将来予測の重要性や解析事例を踏まえながら解説しました。ポイントは、大量のデータを俯瞰することで、各企業の研究開発トレンドやSWOT、ホワイトスペース、企業間の技術的シナジー効果等を読み解き、将来の研究開発・事業戦略立案に繋げていくことです。多くの観衆が前のめりになって聞き入っており、ディスカッションタイムでも、活発な質疑応答があったことが印象的でした。

Our Services and Case Study

 ここでは、林尚芳(海外事業推進室)が、我々のサービスと解析事例を紹介しました。まず、私たちの4つのサービス「ツールライセンス販売」、「API提供」、「コンサルテーション」、「コーチング」について簡単に紹介しました。講演後には、それぞれのサービスに興味を持った方々が話しかけてくださり、うまく我々のサービスをお伝えできたと思っています。 (詳しくはサービスのページをご覧ください)

VALUENEX Singapore Seminar: Our Services (and Case Study) from VALUENEX

 解析事例では、2014-2016におけるシンガポールでの技術トレンド分析を紹介しました。主な技術集積領域は医薬、化学、電機、ITの4領域。さらに、各領域の主な出願人の研究開発傾向を提示しました。紹介した領域の専門家も参加いただいており、納得できたという声もあって好評でした。

Usage of VALUENEX Radar

 最後に、VALUENEXの海外事業推進室部長が、ツールのデモンストレーションを行いました。今回はポケモンGOで注目されたAR(拡張現実)を題材としました。(Marina Bay Sands周辺ではたくさんの人が集まって、ポケモンGOをしています。)題材が面白かったということや、実際に動く画面を見せながらの説明ということで、活発な議論が繰り広げられ、多くの人々の興味関心を惹くことができました。

最後に:シンガポールのポテンシャル

 シンガポールは、国土が小さく、資源も多くはありません。しかし、世界屈指の金融センターとして成長しており、英語が公用語であること、税制優遇、安定したインフラなどの要因から企業誘致も進んでいます。1人当たりのGDPも世界7位。さらに国内屈指の大学NUS(National University of Singapore)やNTU(Nanyang Technological University)はアジア大学ランキングでワンツーフィニッシュをするほどです(Asia University Rankings 2016 by Times Higher Education)。そのような状況の下、シンガポールの成長戦略として、まさに知的財産が注目されており、ASEANのハブ的存在になろうとしています。今後、「シンガポール成長の裏にはVALUENEXあり」と言われるように積極的なビジネス展開をしていきたいと思っていますし、そのポテンシャルを大いに感じることができたセミナーでした。

 
 

また、12月4日~6日には上海でIPBC Asia 2016が開催されます。こちらもおそらく充実したカンファレンスになると思います。ご興味のある方は、是非参加してみてはいかがでしょうか。

IPBC Asia 2016 オフィシャルサイト

 
Earlier Event: September 8
IPBC Japan 2016