「VALUENEX Radar Fusion」
β版テスター募集.
異種データ融合マップ解析・大規模データ分類マップ解析を可能にする「VALUENEX Radar Fusion」β版の今後のリリースに備え、テスターを募集致します。
「VALUENEX Radar Fusion」β版は、これまでコンサルティングサービスのみで提供しておりましたアルゴリズムを、ユーザー自身でご利用いただけるようにプロトタイプを実装したものです。
「VALUENEX Radar Fusion」とは?
弊社では、コンサルティング案件でお客様より多様なご要望をいただきます。その中で、「特許と論文など異なるデータソースの文献を同時俯瞰解析して研究開発の動向を調査する」「大規模なデータをより明確に分類し、技術分類ごとのトレンドを見る」といったご要望にお応えすべく、弊社コンサルタントが独自にアルゴリズムを開発・改良してきたものが「VALUENEX Radar Fusion」です。
「VALUENEX Radar Fusion」解析イメージ:特許×論文融合マップ
実績例として、論文と特許の融合分析による開発状況の可視化のイメージをご紹介します。
下図:2001年以降のCPS・デジタルツインに関する14437件の論文(13714件)と特許(723件)の融合マップ
大きく6つの領域に分かれ、基礎研究にあたる「制御・通信システム」ではほぼ論文が占めている。
また、各領域の中心が論文で、やや外側に特許が位置している。応用に関わる「製造」などでは特許の割合が高い。
一般に特許の多い領域が実用化に近いと推測できるので、「製造」や「情報」が実用化に近いと考えられる。
時系列推移
2001年以降2016年まで、ほぼCPSのシステム設計での研究であった。
2017年以降、サイバーフィジカル攻撃、エネルギー効率化、メディカルCPS(MCPS)、IIoTなど、応用へも展開された。
2019年以降は製造領域のデジタル・ツインに集中している。
※その他、国別注力先の違いや、エマージング領域抽出等様々な切り口から分析可能です。詳しくはお問い合わせください。
特許×論文融合マップ作成の際は、特許データと論文データを1つにまとめたCSV・TSVファイルを用意し、「VALUENEX Radar Fusion」β版にアップロードすることで上図のようなアウトプットを作成します。
可視化した俯瞰マップ上で、論文の割合が多い技術領域・特許の割合が多い技術領域を把握します。多くの技術分野では、各文献の割合を以下のように解釈できます。
特許割合優位⇒事業化に近く、短中期の研究開発向け
論文割合優位⇒事業化まで時間があり、中長期の研究開発向け
※分野によって上記に当てはまらないものもございますのでご留意ください。
以下は量子技術の分析例で、領域ごとに論文:特許の比率を色別で示した例です。
特許の割合が多い→赤い領域で表示→事業化に近く、短中期の研究開発向け
特許の割合が少ない(論文の割合が多い)→青い領域で表示→事業化まで時間があり中長期の研究開発向け
大規模データから技術化段階を把握することで、特定の技術分野全体の中での自社の立ち位置や、自社の近くで盛り上がってきている領域、その分野内での成長技術を把握し、事業戦略や研究開発テーマの調査にお役立ていただけます。
「VALUENEX Radar Fusion」β版テスター募集
「VALUENEX Radar Fusion」β版リリースに伴い、βテスターを募集しております。テスト方法は複数ご用意しており、VALUENEX Radarユーザー様からVALUENEX Radarをお使いいただいたことのない方までお試しいただけます。詳しくは下記お問い合わせください。(テスターの人数に限りがあるため、予告なく募集を停止することがあります、ご了承ください)