VALUENEXと三菱UFJモルガン・スタンレー証券が業務提携 技術俯瞰解析を利用した独自サービスを提供

東京 • 2017年4月27日

VALUENEX株式会社(代表取締役社長 中村達生、以下、VALUENEX)は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社(取締役社長 長岡孝、以下、MUMSS)と本日、業務提携契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。

 今回の提携は、VALUENEXが提供するビッグデータ解析による技術動向分析とMUMSSが保有する企業情報やマーケット情報及びその分析ノウハウを融合させ、よりエビデンスに基づいたインサイトを得ることでMUMSSの発行するレポートの付加価値向上を図ることを目的とするものです。

具体的には、MUMSSが発行する上場企業のM&Aや業務提携などを対象としたレポートに、VALUENEXが対象企業の技術ポートフォリオやその関係性から想起される相乗効果などについての分析とコメントを提供いたします。(下記図1.にて分析例ご参照)

加えて、VALUENEXおよびMUMSS両社は、個別案件の分析のみならず、技術およびマーケットの両側面から長期的ビジョンに立った特定の業界や産業を対象としたレポートを発行することも検討しております。

本提携は、VALUENEXが、従来、主として知的財産を中心に研究開発部門等を対象に提供していたビッグデータ解析の事業ドメインをファイナンス分野へ拡大していく第一歩と位置付けております。

今後両社は、技術およびマーケット動向の関係性のモデル化に向けた共同開発を行い、独自サービスの提供に一層取り組んでまいります。

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図1. VALUENEXによるM&A解析サンプル

-ARM, Sprint買収劇からソフトバンクの戦略を探る-

当俯瞰図から以下の点が解析ができる。

  • 【事実1】 SoftbankとYahoo!JAPANの特許は主に「ソフトウェア技術(ウェブ関連技術)」である。

  • 【事実2】 Softbankは2013年に通信キャリアSprint(米)の買収を行い、既存の「通信技術(基地局等)」の強化を行った。

  • 【事実3】 Softbankは2016年に半導体設計大手ARM(英)を買収し「ハードウェア技術(半導体)」の特許を取得。

【VALUENEX予測】

SoftbankのM&A戦略ストーリーとして、Softbank/Sprint(米)/ARM(英)の特許技術を組み合わせた「コンテンツ配信事業」が想定できる。また、これは遠隔診断などの医療技術で「メディカル分野」への進出の可能性があることを読み取れる。


VALUENEX株式会社について

 VALUENEX のビッグデータ解析ソリューションは、世界中の多種多彩かつ大量な文書情報を俯瞰解析+可視化することで、さまざまなビジネス戦略へ繋がるインサイト (気付き) を得るサポートをしています。独自開発したアルゴリズムを基盤とするビッグデータ解析SaaSツール「DocRadar」「TechRadar」と、数多くの経営課題にお応えしてきた経験豊富なコンサルティングサービスも含めたトータルソリューションを提供しています。

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