事後レポート

次世代情報解析スペース(NGIAS)第一回カンファレンスを開催いたしました

 次世代情報解析スペース~拡がる情報分析・解析の可能性~と題し、「情報解析」をキーワードに様々な業界の有識者に登壇いただき、次世代の情報解析について来場者、登壇者、スポンサー、主催者とそれぞれ異なる立場の方々と自由闊達に議論いただきました。

コーヒーブレイクでの様子

 2日目講演にはVALUENEX代表取締役CEOの中村達生が登壇いたしました。今回はこちらの講演(抄録)をご紹介いたします。

講演(抄録)[M&A×データ解析]サステイナブルM&Aを実現するには?
俯瞰解析指標を用いた最適投資額の推計モデルの構築

VALUENEX株式会社 代表取締役CEO 中村達生

講演時のVALUENEX代表取締役CEO 中村達生

 かつては情報を収集し、切り売りする時代が90年代までありました。その後、サーチエンジンがコモディティ化されることによってサーチャー業務が一般化してきました。そして現在は、収集した情報を解析することで何らかのソリューションを生み出しています。しかしながら、AIの台頭によって、アナリストも駆逐される時代が訪れようとしています。

 まだ機械に置き換わっていない領域として、「イノベーター」と「クリエーター」の世界があります。個人的な定義ですが、イノベーターは発見的な気づき(インサイト)を生み出す人を指します。例えば自社の異なる技術領域の間に新技術を創出することであります。これは広くものを見たり、壁を壊したりすることで見つかります。一方でクリエーターはunknowの世界で今までにない未知なるものを生み出します。

情報に関わるサービス・ソリューションの変遷

 VALUENEXのサービスにはコンサルテーションとツール提供の2種を組み合わせています。ツールの提供のみでは、リサーチとアナリティクスはできますが、インサイトを生み出すことはお客様マターになってしまいます。コンサルテーションでは、単なる分析・解析のみではなくそこからインサイト・知見を得たものをお客様に提供できます。またコンサルテーションにてVALUENEXがどのようにインサイトを導き出したか共有させていただくことで、それ以降お客様自身でもインサイトを生み出していただけるようになります。

引用:VALUENEXサービス コアコンピタンスより

M&A ~技術シナジーの定量評価~

 M&Aの検討では、経営シナジー、事業シナジー、技術シナジーの三種の視点によるデューデリジェンスが行われますが、精度、最適性のある技術デューデリジェンスは事実上行われていないのが現状です。今回、VALUENEXは特許情報と財務情報を使ってデューデリジェンスを行いました。その結果、評価額と実際の投資額に非常に高い相関性があるという結論が出ました。評価として用いたファクターは4つあり、内2つがセールスファクター、内2つが研究開発ファクターです。この解析から「M&A効果の評価」「 M&A後の効果測定」「 M&Aの判断材料」以上のソリューションに役立つと考えています。

 

  講演後、会場からは活発にご質問を頂き、参加された皆様の関心の高さを伺えました。


M&A~技術シナジーの定量評価~ 関連記事:

インサイトするための解析サービスを作る~新たなるデータ活用のステージへ~

Fuji Sankei Business i.知財情報&戦略システム No.23

カンファレンス概要

次世代情報解析スペース~拡がる情報分析・解析の可能性

NGIAS(Next Generation Information Analytics Space

開催日:2017年11月9日(木)、10日(金)

場所:ベルサール神保町

カンファレンスプログラム:こちら

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主催

次世代情報解析スペース 準備委員会

次世代情報解析スペース準備委員会は、下記の企業の有志により運営されています。

株式会社イーパテント 代表取締役社長 野崎篤志
VALUENEX株式会社 代表取締役CEO 中村達生

当該企業・組織・個人は情報解析の重要性を早くから認識し、それぞれの立場からの取り組みを行ってきましたが、情報解析の啓蒙活動および解析スキルの効率的かつさらなるレベルアップを目的としてコンソーシアムを設立すべく準備委員会を結成いたしました。

当委員会の趣旨にご賛同いただける企業・組織・個人のみなさまの当スペースへのご参加を心待ちにいたしております。ご参加は、準備委員会、賛助会員、スポンサーシップなど様々な形態を用意していますので、お気軽にお問合せください。